日本の競馬の歴史

世界で楽しまれているギャンブルの1つが競馬です。これまでは競馬場に行って賭けを楽しむのが一般的でしたが、最近ではベッティングウェブサイトを利用して気軽に競馬にかけられるようになりました。

では、競馬がここまで楽しまれるようになるには、どのような歴史があったのでしょうか。

 

日本初の競馬

日本で初めて洋式競馬が開催されたのは、幕末の頃だとされています。1862年に、横浜に住む外国人により開催されたのが最初の競馬となります。

そして、数年後の1870年には、東京の各地でも行われるようになりましたが、その目的は奉納でした。つまり、ギャンブルではなく、定期的に開催されるお祭りとして開催されたのです。

そして、明治維新以降、西洋の育種技術を導入し、日本馬の個体数を増やすためにドイツ、イギリス、アメリカからさまざまな馬を輸入していました。

日本の馬を改良して行く中で、馬券の販売が許可されるようになっていきます。これにより、東京競馬組合が池上本門寺の隣で4日間にわたって開催されます。そして、1906年11月24日に開催された「日本経済新聞社杯」において馬券が販売されたことをきっかけに、日本で競馬が人気を集めるようになりました。

その後、競馬が一時期禁止される時期もありましたが、その人気は止まることがなく、1923年には、札幌、函館市、福島県、新潟、中山など全国11カ所で馬券を発売できるようになったのです。

日本ダの誕生

1932年になると、日本ダービーが設立されます。これは日本の競馬界の確固たる基盤になりました。

しかし、11の競馬組合は、それぞれビジネスモデルが異なり、統一性がなかったため、1936年、日本の競馬に関する法律が大幅に改正されます。そして、日本競馬会という統一協会が誕生しました。

これにより、日本の近代競馬のルールを定め、統一することを任務としたのです。

後の競馬

第二次世界大戦中は、レースが開催されることはありませんでした。戦後、1946年から東京と京都の2カ所で開催されたのが最初のレースとなります。

1948年に発表された競馬法では、従来の競馬規則をベースに、地方競馬の仕組みが変更されます。そして、1948年から競馬は地方競馬と官営競馬に分かれ、新しい馬券が発売されるようになります。

1952年には、農林大臣の諮問機関として委員会が設置され、日本競馬が最終的に政府によって承認されるようになります。

それ以降、日本では公営ギャンブルとして競馬が広く楽しまれているのです。